愛知県でも墓じまいをする人が増えています。「墓じまい」とは、現にある墓の墓石を撤去し墓地を更地に戻し、納められていた遺骨を取り出して家のお墓自体を失くしてしまい永代供養する場合と納骨堂に遺骨を引っ越してその後に永代供養をする方法があります。
近年、愛知では不慮の事故死・病死からお墓を守る人がいない、お墓のある場所が遠くてなかなか行かれないという理由でお墓参りが途絶えてしまうことがあります。お墓が長いこと手入れをされずに無縁仏となって放置されてしまう事例が多くなっております。
こういった場合に「墓じまい」という方法をとることがあります。墓じまいとは、現在のお墓を撤去し、遺骨を納骨堂に移転、あるいは永代供養墓地に改葬することを指します。
遺骨が収まっていたお墓を「しまう」ことになりますので、様々な手続きや作業が必要となってきます。
愛知県の市町村が発行する「改葬許可証」や墓地・霊園管理者が発行する「埋葬許可書」などが必要になります。
お骨はご遺体の一部とされますので、勝手に移動をしたり、さらには無届でお墓ごと遺骨を潰すことはできません。しかるべき手続きをふまなくてはなりません。また、墓じまいには離檀料・撤去作業など、決して安くない費用がかかります。
これから契約する納骨堂の寺院や地元のお寺・石材店にご相談されるとよいでしょう。
墓じまいの費用(愛知県)
墓じまいにあたって高額な費用がかかります。
墓石の撤去費用・離檀料・お布施代などが墓じまいの費用となります。
合計で小さいもので30万円、一般的なものは50万円程が良くお聞きする費用になります。
中には、寺院によって高額の離壇料を請求されることもあり、大きさや業者により撤去費用も様々です。
(メディアでも墓石の不法投棄業者が問題になっていますので信頼ある寺院にご相談ください。)
墓じまいの手続(愛知県)
一般的に墓じまいには、以下のような手続きや作業、費用が必要です。
※墓じまいや永代供養は、少子化による時の流れなど現代社会では、選択する人が増えるなど、ニーズの高いものとなってきたのが現実です。 家族でよく話し合い、契約内容を理解した上で、契約することをおすすめいたします。
永代供養とは、家族が墓参りに行けない場合に、家族の代わりに寺院や霊園がお墓の管理や故人の供養をしてくれることです。
家族や親戚がいない人や、これからの時代の流れによる家族にお墓のことで負担をかけたくないという人が永代供養を選択する人が増えています。
合祀墓とは、ご遺骨をまったくの他人と合同で埋葬するお墓のことです。
よって一度合祀墓に入ってしまうと、他人のご遺骨と混ざるので、故人のご遺骨を取り出すことは不可能です。
合祀墓で墓参りをするときは、共同の参拝場所に花を供えたり線香をあげたりします。
合祀墓の供養は、寺院や霊園が法要をおこなってくれます。
納骨堂とは、遺骨を納めることができる屋内施設のことです。
納骨堂に納める期限はさまざまで、永代にわたって利用できる契約もあれば、33回忌を経過した後に他のご遺骨と一緒に埋葬される契約もあります。
集合墓とは、ひとつの大きなお墓にご遺骨を納めることです。
シンボルとなる石碑がひとつ建立されていることが一般的で故人ごとに区画分けされていることが多いです。
ご遺骨は故人ごとに別々の納骨場所に納めるので、合祀墓と違い故人のご遺骨を取り出すことができます。
集合墓は一定期間が過ぎると、他のご遺骨と一緒に埋葬されます。